※このブログで書いている「支援級」は、「自閉症・情緒障害特別支援学級」のことです。
※就学相談の流れは自治体により異なる可能性があります。
転籍許可が出たら、いよいよ就学相談室に就学相談の申し込みをします。
就学相談室に電話をする
就学相談は保護者から申し込まないといけません。
在籍校で担任に相談したから、転籍の希望を伝えたから、校内委員会で許可が出たからというだけでは転籍はできないので注意してください。
お住いの自治体の就学相談室(教育委員会)に支援級へ入級したいことを伝えます。
※基本的には電話で連絡すると思いますが、違う自治体もあるかもしれません。
はじめに
在籍校に話しているか
入級に関する条件(自閉症の診断があるか等)は満たしているか
などを聞かれ、すべて問題ないと判断されると面談の日付を調整し、提出するべき書類について教えてもらえます。
ちなみに、私の住んでいる自治体だと
- 面接票(名前、住所などの基本的な情報、就学希望に関する調書)
- 面接補助票(障がいについてや、支援先についての情報)
- 医師の診察記録
- 発達検査の結果
などが基本的に提出する書類でした。
希望があれば、発達検査以外の結果や、他にも必要そうな書類の提出も相談のうえ可能です。
※入級の条件としてなにかしらひっかかりそうなものがあれば、その辺を補強できる資料があると良いと思います。
面談の日までに書類をつくる
面接票、面接補助票については親が作成するものなのですが、幼少期の生育の様子や、
何歳からどんな支援を受けていたかだったり、本人が就学先に求める配慮、通学に際して課題となるものなど、割とこまかく設問がありました。
中には「これは何を書けばいいのか?」と悩む箇所もあったのですが、わからないところは空白にしたり、担任の先生や就学相談室に相談して書いていくと良いと思います。
(私が一番悩んだのは、「地域に何を求めるか」というところ。地域社会のことを考えたことなかったので。💦)
医師の診察記録に関しては、主治医がいれば診察の時に描いてもらうのが一番だと思いますが、
受診間隔が長い場合などは面談の日までに間に合わない可能性があるので
前もって「〇月〇日までに診察記録を書いてほしい」という旨を伝えて確認しておくとよいと思います。間に合わない場合は受信日を前倒しにしてもらったり、出来ない場合は診察記録だけ先にもらえる場合もありますので、かかりつけの病院に相談してみてください。
発達検査についても同様で、検査の予約がなかなか取れない自治体もあるようなので、
就学相談をする前にかかりつけ等で検査日の確認や予約をしておくと安心だと思います。
※すぐに検査できる場合は焦らなくてよいです。
なお、一般的な発達検査WISCは2年間は再検査が受けられませんので、就学相談の面談日に前回の発達検査が2年ちょうどくらいになりそうなときは、就学相談室の方にあらかじめ2年前のWISC検査結果で大丈夫か確認しておいた方が良いと思います。
検査結果や診察記録が間に合わない場合
もし、面談の日に間に合わなかったとしても、就学支援委員会までに間に合えばなんとかなることもあります。
まずは書類すべてを面談日に揃えること。
医師の観察記録・発達検査の結果が間に合わない場合は、なんとか就学支援委員会までに間に合わせるようにして、就学相談の方に面談日に間に合わないことを相談してみてください。
(つづく)