今回は、発達障害の子供のとの生活ってどんな感じ?ということを書きたいと思います。
※ここで書かれていることは、すべての子がそうであるというわけではありません。ほんの一例です。
発達障害とは
いろいろな本やサイトで発達障害については詳しく書かれているので、ここではそういった内容を書くことは控えますが…。
生まれつき脳の発達に障害があることの総称。幼児のうちから症状が現れてくることがほとんどで、対人関係やコミュニケーションに問題を抱えたり、落ち着きがなかったり、仕事や家事をうまくこなせなかったりと、人によって症状はさまざま。その特性などにより、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チック障害、吃音(症)などに分類される。中には、複数のタイプの発達障害がある人も少なくない。ひとえに発達障害といっても、個人差が大きいことから、一人ひとりの症状に合わせた支援や治療がとても重要になる。
ドクターズ・ファイルより
だいたい、こんな風に書かれています。
原因はなんらかの原因で脳の一部の機能に障害があるためにおこる症状だということです。
ここからは私の考えなので正確な情報なのかはわかりませんし、今後、確立した治療法が出てくるかもしれないので何とも言えませんが、発達障害はお薬や行動療法などで治せるものでもなく、一生付き合っていくものという認識があります。
発達障害の子供はどんな感じなの?
一言で「発達障害」と言っても、出てくる症状や困り度は一人ひとりちがうので一概には言えませんが、うちの場合はこんな感じです。
- 感覚過敏がある
- 衝動性がある
- 注意力がない
感覚過敏がある
感覚過敏にもいろいろなタイプがあり、特定の音が苦手、特定のにおいが苦手、人がたくさんいる場所が苦手など、その子によって苦手なことが違います。
うちの場合は、室温・温度(特に食べ物)と光と音に敏感です。
衝動性がある
子供はどちらかといえば衝動性が高いと思いますが、発達障害の場合は性質が違う気がします。
例えば、「これ、触っていい?」と聞いておいて、返事をもらう前に触っている
そんなことは小さい子供にはわりかしあるのかな?と思います。幼い子供の場合はまだ未熟だから仕方ないし、成長とともに答えを待てるようになると思いますが、発達障害の子供の場合、頭で理解していても、体が動いてしまうという点で違うのかなと私は思っています。
注意力がない
これも子供なんてそんなもの、という意見が多いと思います。
これに関しても、発達障害の子は半端ない集中力のなさが顕著だと思っています。
うちの場合は興味がいろいろな所にむかってしまうゆえの集中力のなさがありますが、そういった場合、人の話は1分だって聞いていません。目線だっていつもどこか違う場所。「はい」「うん」と答えていても、何一つ聞いていないということがほとんどです。
発達障害の子供との生活
うちの場合は、幼稚園までは「支援を受けてもいいかもしれませんね」という感じで、なんとなく集団生活はできていました。(だからこそ、支援してもらえるまでに時間がかかったのですが…。)
でも、日常生活では
- とにかく待つことができない
- こだわりが強く、些細なことと大人が思うことで暴れる
- 目を離すとどこかにいってしまう
などなど、困ったことを挙げるときりがないのですが、なんとなく、発達障害を知らない人にどんな感じが説明するとしたら、体感的にはこんな感じです。
3歳児(2歳児)と一緒にいる感じ。
どういうことかというと、年齢とともにできることが増え、それなりに成長もするのですが、いつまでの見ていないと何をしでかすかわからない、いつまでも側にいないと支度も宿題もできない。
そんな感じで、いつまでも見守りが必要と感じるところが幼い子と同じだな~と思うのです。
そんな子供と一緒の生活って大変!
はい、ずばり言うと大変です。だってすごい手がかかるんです。
自分の時間も体力も、毎日そぎ落とされる感じがします。(苦笑)
でも、それは仕方のない事なのです。
そういう子供がそばにいるからと落胆したり、悩み疲れていたら、未来はどんどん暗くなってしまいます。残酷ですが、事実は変えられませんからね…。
大変だからこそ、子供の心に向き合える。
私はそう思って、前向きにこの障害を捉えています。
「大変」「心配」などのデメリットももちろんありますが、メリットもたくさんあります。そんなことを、この先お伝えしていければいいなと思っています。