気持ちの切り替えが苦手な子

気持ちの切り替えが苦手な子 Blog

発達障害の子にありがちな特性の中に、気持ちの切り替えが苦手、下手、出来ないというものがあると思います。

我が家の子も幼稚園時代からずっと気持ちの切り替えをするのが難しく、何をするにも時間がかかり大変でした。

特に家から出るという行動に非常に時間がかかる子で、登園するにも、登校するにも、習い事に出かけるにも、本当に本当に毎回、大人にもストレスがすごくたまりました。

ところが、最近、遊びや行動を変える際に気持ちの切り替えがうまくなったな、と感じるようになってきました。

プレイセラピーや療育に行く日は、前日と当日に「〇〇に行くよ」と声掛けはしますが、時間になると5分、長くても10分程度ででかけることができます。
調子の良いときは自ら時間を気にし、直前まで遊んでいてもさっと身支度まで自分でする時もあるくらいです!

どうして切り替えがうまくなったのかと考えたのですが、もちろん、色々な支援者さんと練習をしているのもあると思うのですが、今の我が子の置かれている状態が「嫌」を極力減らしていることもあり、家を出る用事が療育や公園遊びに出かけたり、楽しいことが多からじゃないかなと思いました。(不登校中につき、普段の生活に過度なストレスもかからず、少しは「我慢」が出来ているということも大きいかも。)

一般的に「気持ちの切り替えが悪い」と言うと、それだけでマイナスなイメージですが、
それって単にその次の行動に楽しみがないからであって、その子が悪いわけじゃないんだろうな…。

そんな事をつくづく実感して言います。

もちろん、切り替えが苦手だと一般的な社会生活ではマイナスに見られることが多いし、実際に困る場面は多いです。

我が家でもこれから先、不登校から登校再開したり、何か嫌な事の為に動かないと行けない場面は絶対に度々出てくると思いますが、今は本人の気持ちの切り替え力を伸ばしつつも、行動にどう楽しみと言う付加を付け加えられるかを考えると、気持ちを切り替えないといけない時にお互いのストレスが減って良さそうです。

もし、気持ちの切り替えができずにイライラしちゃう!というお子さんなら、「次の行動」の楽しみ度を上げる工夫をしてみてはいかがでしょうか?
(どうしても良いことのない避けられない行動の場合は、そのさらに次の行動に楽しみの付加をつける等。)


そうやって、ちょっとずつ気持ちの切り替えをスムーズできる体験の積み重ねによって、本人も次の行動に上手に移せるようになってくると思います。
これは即効性はないかもしれませんが、有効な手段ではあります。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

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