学校に行けないことの不安(親編)

学校にいけないことの不安 Blog

春や秋。季節の変わり目は体調を崩したり、気持ちが不安定になったり。大人でもそんなことがよくありますよね。

子供もそうだと思いますし、感覚過敏を持つ子供なんてより一層、体や心に辛さを抱えているのではないでしょうか。

我が家も天候が急に変わった日などは学校に行きたくないと言う確率がとても高いです。

もともと、私はどちらかと言えば「学校には行かなくてもいい」派です。

狭い教室に20人以上も詰め込まれ、みんなが同じ行動を求められ、機能的に無理なことを強要されて落ち込み、自己肯定感がだだ下がり。

お友達からされることを極端に受け止め傷ついたり、心を痛めたり。

そんなことを考えたら、這いつくばってまで学校に行くメリットを私はあまり感じないタイプです。(もちろん、行ける子はちゃんと学校に行って、お友達と楽しんだり、勉強をすることに越したことはないです!できる子ならば、当然「学校に行きなさい」と言うでしょう。)

そんな私でも、ふと心によぎるのは「お勉強の遅れはどうしよう」とか、「こんなんじゃ、この先どうなるの?中学校にも行けなくなるんじゃない?」という不安です。

小学校低学年の親としては、まだまだ先の事なのですが、それは必ずやってくる悩みでもありますよね。

最近までそんな悩みがあり、時として学校に強制的に行かせてしまう日もあったのですが、よくよく調べてみると、今は抜け道もあることを知りました。

例えば、小学校。不登校になれば行かなくても卒業はできるし、お家で勉強をすることである程度の学力は補えると思いいます。(こういった場合は全教科パーフェクトというよりは、基本的な国語や算数、社会など、中学校でも必要となる学力を身に着ける感じで行けばよいのではないでしょうか?)公立のフリースクールに行くのもありですよね。

そして中学校。ここ、私もまだ経験していませんが、いじめなどもぐっと増え、ある意味ターニングポイントになるかもしれません。もし、ここでも学校に行けなければ、同じように学力を付けるには家やフリースクールで学ばなくてはいけませんが、卒業は約束されていますので、卒業資格をとるのにそこまで心配はないと思います。(通信制の中学校もちらほら出てきたので、それも手ですよね。)

次の高校。義務教育じゃないから通わなくて卒業できるものではないけれど、通信教育やサテライトなど、小中学校よりも選択肢はぐっと増えてくると思うので、高校に行きたければ行くことは難しくないのではないかと思っています。

さらに言えば、何のために高校に行くのか(大学に進むため?中卒だと仕事ができなそうだから?)を考えたとき、仕事に就けるように手に職をもって欲しいという思いが一番強ければ、職業高校などを選択すればだいぶ理想的な感じで進学できるのではないかと思います。

つまり、何が言いたいかと言えば。

今は昔よりは多様性が認められ、選択肢はその時々でいくつかある。だからこそ、先のことを悩みすぎた結果、今の子供の気持ちや可能性を押しつぶさないであげたいということなのです。(これは私の考えですが、「この子の未来のために」と親が考えて行う行動って、子供にとって負担になることが多いと思っています。もちろん、その働きかけが良い方向に向くときもあるので難しいですけれどね…。)

子供が学校に行かないと、不安や心配は親にとって当たり前のように押し寄せ、「どうしよう、どうしよう」となりますが、まずは深呼吸。

そして、出来ない部分をやろうとするより、子供のできることや良いところを探し、それを伸ばすにために必要な手段を考えてみませんか?

ちょっとお休みすれば学校に行けるなら、お休みさせてあげればいいと思います。

もう二度と行くことも出来なければ、小学校でなく、どこかに学びの場がないかと探してあげればいいと思います。さらに好きなことがあれば、それをどんどん伸ばしていけば可能性もぐっと広がります。

どのみち、親としては大変でめんどくさいことなのですが(苦笑)発達にでこぼこがある子はしょうがないのです!とあきらめて、学校に行かせる努力をするよりも、人と違う道でも大人になって社会で自立してやっていけるように導くために動くことを私はお勧めしたいです。

もう一度言いますが、行けるようならば小学校も中学校も行ったほうがいいと思っています。

ここまでの話は、発達障害の子やグレーゾーンの子、いじめがつらい子など、「どうしても行けない」、「苦しんで行った末に二次障害が起こりそう」な場合の話で、かつ、発達障害児を持つ私の意見です。ご参考までに…。

以上、独断まじりの話を読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
✨こどもパートナー/こどもサポータ―
✨シブリングサポーター※きょうだい児サポート

来 みなをフォローする
Blogマインド小学校生活
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました