きょうだいじの保育園

きょうだい児 きょうだい児

上の子不登校、下の子の保育園はどうなる?

年度末はなにかと忙しく、特に4月から初めて保育園に行く方や、新1年生になる方は来年度の準備で忙しい時期ですね。

我が家は今年はそういったイベントは無いはずだったのですが、小学1年生不登校を抱える身になり、更にそれが今後もしばらく続くとなったため、ある問題にぶちあたりました。

それは
保育園に通っているきょうだいの処遇。

昨年末に登園継続のための書類をがん首揃えて提出したときは、

「まったく登校できない期間は数か月くらいだろう。この状態はすぐ解消する。」
と勝手に思っていて、ギリギリ書類上はフルタイムで申告できた頃だったので問題なく保育園に継続で通えることになっていました。

ところが、子供の状態はだんだん良くなったものの、とてもじゃないけど仕事で家をあけ、留守番させるには危うく、不登校も2年生になっても継続される様子になり、

「これは保育園に何も言わないわけにはいかない」

という感じになってきてしまったのです。
(いつも迎えにきょうだいが付いてくるのも怪しまれるし、なによりも普段の会話からフルタイムで働いていないことはばれそう。(^^;)

不登校は保育要件にあたるのか?

そこでネットで調べたのですが、身体的障害もなく、知的にも問題のない発達障害児を家でお世話することが保育要件に当てはまるという情報は見当たりませんでした。

身近な人にも相談したんですが、みんな「仕事を辞めても、隠してみんな通ってるよー。」という意見がほとんど。

もし、私が正直に役所に現状を報告して、下のきょうだい児が保育園を辞めることになったら、仲の良いお友達ともきょうだいの都合で別れさせてしまうことになり申し訳ない…。
(ただでさえ、きょうだいは常に我慢を強いられる環境にいるので、出来るだけ影響がないところでは不憫はかけたくないですよね。)

「正直に言おう」「いや、そうしたら良くない方向にいくかも」

そんな押し問答を数日し、やはり正々堂々と保育園に行きたいと思った私は意を決して役所の保育課に連絡しました。

保育課へ相談

保育課に連絡するにしても、

「今、不登校児の面倒を家でみているので仕事ができていません!」
と断言してしまったら「はい、じゃぁ退園ね」と言われる可能性もある気がして怖かったので、軽く

「これから仕事ができそうにないんですけど、どうしたらいいでしょうか」

的な感じで、未来の話として問い合わせました。

結論から言うと、保育要件は「就労」では無くなり「介護」扱いになることを前提の上で

在籍校の小学校から一筆もらうこと(不登校である証明)

医師の診断書

を揃えて提出すれば、継続登校できる可能性があるとのことでした。※ただし働いていないので保育時間は短くなることを言われました。

こういったことはイレギュラー対応らしく、担当者は何度も上司?と確認して上記条件を提示されたので、この辺は話し合いの中で出す書類や条件は変わってくるかもしれません。

不登校証明書の発行

在籍校の書類ということで、担任の先生に電話をして事情を話し「不登校である証明が欲しい」と頼みました。
特別支援教室にいたことのあるベテランの先生すら、不登校の証明を出すといった経験はないらしく、こちらも上司に相談の上でなんとか書いてもらうことができました。

正直、先生もどういった内容で書類を作ればいいのか悩んでしまい、
「不登校なので学校に行けていないと書いてください!」

と半ば強引に伝え、1,2行の文章と学校の印を押していただき書類が完成しました。

保育課にそれを持っていくとあっさり受領されたので、要はどんな形式でも、在籍校からの不登校事実の証明があれば良い感じでした。

医師の診断書

医師の診断書については、「家で介護の必要がある」ということを書いてもらえれば事足りるという事でした。
この辺は主治医の先生にそう書いてもらえれば何の問題もなく受領されると思います。(現在、我が家は診断書作成依頼中です。)

結論、きょうだい児は保育園に通えるのか

そんな訳で、結果的には

発達障害+不登校児がいる家庭は、条件を満たせば保育要件にあてはまる

ということがわりました。

結果論にはなりますが、思い切って保育課に相談してよかったと私は思っています。
というのも、発達障害児の育児は個人差があるとしても、うちの場合は介護に当てはまるほど大変な日常で、嘘をつく暇がない(バレない嘘って、ある程度考えないとつけないですよね…)のです!

ただ、自治体によって対応は様々だと思うので、ご自身が該当する場合はよくよく考えてから行動してください。
何よりも大切なのは、発達障害の子の居場所がよりよくなることと、そのきょうだいも無理すぎる我慢を強いられないこと
そんな環境の家庭にするための選択をしていくことが重要だと私は思っています。
※そのためには、時として常識的には良くない選択をしてしまうことも仕方ないのかなと個人的には思います。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
✨こどもパートナー/こどもサポータ―
✨シブリングサポーター※きょうだい児サポート

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