不登校生活が始まってからしばらくはだいたい学校にいく時間近辺で起きて一日を過ごさせていましたが、そんな生活を続けていくと不思議とどんどん夜型になっていき、就寝時間が日々ずれていきました。
不登校のお子さんを持つご家庭では、昼夜してしまうことも少なくないのではないでしょうか?
もともとうちの子は2歳くらいの頃から就寝時間は夜の10時~10時半。どんなに日中に疲れても、10時前に寝たことは記憶に残っていないくらいありませんでした。
「お昼寝の時間が長いのかな?」とか、「お昼寝が終わる時間を早めにしてみよう」とか、割とかなりさんざん悩んで実行してきましたが、親がそんな生活に疲れてしまうのが先で(笑)ほとんど効果はなく…。
「親が先に寝てしまおう!」「とりあえず、せめて夜の9時には布団に入ろう!」と意気込んでも、親が先に寝れば起こされる、9時に布団に入っても寝れず、「寝なきゃいけない」というプレッシャーが子供にかかるようで余計に興奮して寝れなくなる…。
そんな感じで、うちの場合は生まれてからずっと睡眠に関しては悩まされてきました。
そうは言っても、なんとか幼稚園や学校に行くことができていた日々は、「朝起きれる」から「日常生活に支障はない」と判断され、ただ家族が疲弊し、本人も寝不足が続いて疲れがたまっていく生活だったかもな、と今思い返すと感じます。
小学校に入ってすぐに発達障害を疑われ、はじめて専門の先生に診てもらったときに相談した際には、睡眠を補助するお薬を出すことをできると言われましたが、
「そういうバイオリズムなんだろうね~」
とあっさりと言われ、あぁ、そういう風にとらえていけばいいのか、と思い服薬はやめました。
そう言われてから数か月後。
朝は早くても10時に起き、夜は12時過ぎまでフル活動で起きている。
※もともと気持ちの切り替えが苦手なので、寝る直前までフル活動なのは特性だと思っています。
そんな生活が1ヵ月くらい続いてきたので、ちょっと不安に思って、こんどはお薬をもらおう!という気持ちのうえでまた主治医に睡眠について聞いてみました。
ざっくりその返答をまとめると
「朝に早く起きても楽しいことないもんね」
「不登校の今は起きる必要もないしね」
ということ。
確かにおっしゃる通り。(苦笑)朝起きても、私もなにかとバタバタしていて対応できないことが多いし、早起きしても何もメリットがない。
自分の小学生時代を思っても、なんで早く起きて学校に行っていたかと言えば、お友達と遊ぶのが楽しかったからとか、何かしら理由があった気がするので、先生のおっしゃることは正しい面もあるな~と思いました。
昼夜逆転というのは、先入観もあるかもしれないけれど、そうそう治るものじゃない!いそいで修正しなきゃ!という気持ちがどこかに少しあったのですが、主治医と話しているうちに、薬を頼る前に、もう少し工夫してみてもいいのかな?と思うと同時に、不登校の今はあくまで心と体を休めるときと再認識し、放っておくことにしてみました。
まだ少しお薬は飲まずに、朝起きるに足る理由を探したり、見つけたりして、トライしてみたいと思っています。
もし、お子さんの昼夜逆転でお悩みの方がいらっしゃいましたら、お薬ももちろん必要な場合には有効だと思いますが、なにか起きれる工夫(起こし方ではなく、起きてすることなど)を探してみてもいいかもしれませんね。
小さなお子さんなら、早起きカードにスタンプが全部たまったらご褒美とか。
毎日朝食はリクエストされたものにするとか。好きなデザートをつけるとか。
効果があるかはわかりませんが、考えると結構出てきますね。