新小学1年生、通級どうする?

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先日、発達障害やグレーゾーンの子供たちが遊ぶサークルに顔を出した際に、年長さんのお子さんを持つお母さん方が新学期からの通級希望についての就学相談のことをお話しをしていました。

1年先に発達障害児の小学校入学を体験している私ですが、入学前から通級申し込みをする場合はどうなのだろうと思い、少しお話を伺いました。

うちの場合は、入学後に早々に担任の先生から「特別支援教室に行ったほうがいい子ですよ」という事をバシっと言われ、そこから通級への入室準備をしたのですが、動き出してから実際に入室許可が出るまでに半年くらいかかり、その間に不登校になった経緯があるので、子供の特性を知っていた母として、「なんでもっと早く就学相談に行かなかったのだろう」という後悔がありました。

なので、

新入学の1年生は、どのようにして新学期から通級に通えるのか

これがとても気になったわけです。

1人のすでに就学相談を受けたお母さんは、

就学相談で相談して、通級の希望を強く伝えたにも関わらず、

「まずは4月に入学してみて、様子を見てからにしましょう」

と、新1年生が4月から通級に通うことは出来ないといった事を言われたそうです。

それを聞いて、私、 Σ( ̄ロ ̄lll) ←こんな気持ちになりました。

まぁ、でもなんとなく理由もわかる気がするんです。

うちもなんとか滑り込みで年度途中から特別支援教室への入室許可はもらえたものの、途中からだからきちんとした指導計画は立てられない中で進めていきますといわれたこと、また、決まり的には「週8時限まで、通級に通える」となっているが、実際は人手や場所が足りないのか、まずは1週間にたったの1時限分しかわりあてられなかったことを考えれば、なんとか頑張れる子は普通級のみでやってもらい、それでもダメな時には通級に、といった感じなのかもしれません。

この辺はお住いの地域や学校にもよるんでしょうが、なぜ、こちらが要望していて、発達障害で生きづらさがあるという資料もあるのに、そういった子供たちのために用意されている教育がうけられないのでしょうか…。

残念ながら、私の暮らす地域には情緒障害の特別支援学級はないので、そういった子は普通級か、普通級と通級か、不登校かの選択肢しかない状態で、なお、通級も入り辛い、入ってもほんの少しだけの指導しか受けられないって。何のための特別支援教室なのでしょう?って思っちゃいますね。

子供が新1年生になった当時は私には知識がなくて、簡単に通級にも行けて問題は解決に向かうなんて思っていたけれど、現実はかなり違うものだと改めて知ることになりました。

もし、新小学1年生を控えている年長さんで、似たように4月からの通級が今のところ叶わないといった方がいたら。

落胆し、不安もたくさんあると思いますが、通えていてもそこまでの効力はないかもしれない(週に25限くらいある授業のたった数時間だけで効果ってどれくらい出るの?)し、確かに1年生になってクラスで過ごしてみてからでも遅くない場合もあるので、まずは勇気をもって、子供に不安を与えないように、新学期に気持ちよく送り出す方向にシフトチェンジしてはいかがでしょうか。

※週に数時間の特別支援教室でも、通えたことで問題がまるっと解決する場合もあると思いますので、その点はその子によりけりだとは思います。

小学1年生くらいだとそれほどないらしいですが、通級に通うことでクラスのみんなと違う動きをしていることになにかしら言う子も居るそうなので、そういった意味でも、まずはまっさらな状態で入学することもありだとは思います。

そして、入学後はしっかり子供を見て、何か小さな変化があった際には担任の先生に即相談が良いと思いのかな?と思います。むしろ、担任の先生が味方になってくれたら、スムーズに支援教室に行けるのではないかとも思います。

小学生生活は制限があることが多いし、先生が理解してくれても仕組み上出来ないことも多いです。

なので、「出来ない」ことにとらわれて苦しむより、出来ないことは諦めて、出来ることの中でのベターを考えるようにしていくと、親も少し気持ちが楽になると思います。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

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