ひらがながうまく書けない

ひらがながうまく書けない 勉強
小学校のお勉強

小学校に入学してからしばらくの間、宿題といえばひらがなの練習でした。

入学前からひらがなは書けていたし、読めていたので、「簡単な宿題でよかったわ」と思っていたのですが、ところがどっこい、「宿題しようか?」と声をかけただけで大騒ぎ。時にはちゃぶだいをひっくり返すほどの、明日、地球が終わってしまうのではないかと思うほどの癇癪を起し、正直、毎日かなり大変でした。

「そんなに大変ならば、やらなくていいよ」

何度もそのセリフを言ったと思います。

でも、その一言もしゃくにさわるみたいで、本当に宿題をやらせるのが大変でした。

自分なりに、「なんでこんなに嫌なんだろう?そんなに難しくないに」と思っていたのですが、よくよく観察してみると、なぞりは難なくできるけれど、下書きの無い部分から「わー!!」と癇癪を起すことが多々あると判明。もっとよくよく見ていると、

お手本の文字通りにかけない自分が嫌で癇癪を起している

という結論にたどり着きました。

発達障害の子は、不器用だったり自分の体をうまくコントロールできないところがあるそうで、うちの子も鉛筆の筆圧の強弱も苦手(常に力強く書くからすぐ疲れてしまう)だし、頭で思った通りに鉛筆を勧められなくてイライラしているのかな?という結論に至りました。

それでもなんとか頑張って一学期は過ごしたのですが、学期最後の担任の先生と面談をした際にそのことを告げると、

「二学期からはすべてなぞりにしましょうか?」

という事でご配慮いただくことができました。

担任の先生は数年前までは特別支援教室に在籍されていたそうで、その時も何人もそういった対応をしてきたとのことでした。つまり、発達にでこぼこがある子はひらがなのなぞりでつまずく子が少なくないということですよね…。

二学期が始まると、こくごのノートには先生が書いてくださった下書きがたくさんあり、宿題のほぼ全てがなぞりになりました。

そのせいか、子供の癇癪もかなり減り、宿題もそこまでごねることなくやってくれる日がほとんどになりました。

すべての先生がそういった対応をしてくれるとは思わないのですが、もし、ひらがなのなぞりがどうも苦手、想像以上に嫌がる場合は、先生に相談するのもひとつの手だと思います。

ただ、なぞるだけになるので、ふとひらがなを忘れがちになったり、書き順もおかしくなってしまう部分がうちの場合はありました。でも、それは徐々に身につくものと思って、ひとまず「今」の苦痛を取り払い、学校の勉強が大嫌いになる可能性があるならば、楽をさせるという手も大いにあると私は思っています。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
✨こどもパートナー/こどもサポータ―
✨シブリングサポーター※きょうだい児サポート

来 みなをフォローする
勉強小学校生活
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました