ここでは、日常で私が大切にしていること、特に気持ちの面や子供への対応のことをお話ししたいと思います。
※すべての発達障害の子供に当てはまる方法ではありませんのでご了承ください。
※定型発達の子供にも有効な点がたくさんあると思います!
はじめに
子供との生活では、イライラしたり、怒ったり、落ち込んだり、悲しんだり。
常にポジティブでいようと思っても時としてネガティブに陥ってしまうことだと思います。
発達にでこぼこがある子供がいる場合、他の子供と比較して焦ったり、不安になったり、その気持ちが子供へむかってしまい、不要に怒ったりしてしまうことはたくさんあるのではないかと思います。
私も常にポジティブで居られるほどの領域には達していませんが、こんな考えを持っていると親も子供もハッピーになれるとう考えは常に持つように心がけています。
ハードルを下げることから始めよう
親たるもの、どうしても子供にはいろいろな期待をしてしまうものですよね。
あんな子になってほしい、これをやってほしいなどなど。子供かわいさで、望みや期待はたくさんあると思います。
ところが、発達障害の子供は大人の期待通りにできることが少ないことが多いのです。
そうなると、「どうしてできないの?」とイライラしたり、落ち込んでしまうことが増えてしまいます。
そこで「ハードルをさげる」が大切なのです。
私もはじめは大きな期待を持ってしまい、なんども落ち込んだり、子供にあたってしまうこともありました。それは普通の感情だと思います。
でも、発達障害の本質「やらない」ではなく「できない」ことを知り、そこからハードルを下げることで育児がだいぶ楽になりました。
ハードルはここまで下げます!
例えば、癇癪持ちの子。
できるだけハードルを下げ(=許せる範囲を広げ)大人が怒らなくてもいい状態ですごせることが多ければ、生活が楽ですよね。
あなたならどこまでハードルを下げられますか?
「少しは怒ったけど、大きな癇癪にならなかったら許せるかな」
「癇癪は起こしたけど、物を投げなかったら許せるかな」
これはそれぞれの環境でどうとらえるかは違ってくると思いますが、私の場合、
「癇癪の時間がいつもは1時間だったのに、30分ですんだね!偉いね!」
「怒っちゃったけど、今日は一人で泣き止めたね(40分間は泣いていたけど…)」
というところまでハードルを下げて子供の癇癪と付き合っています。
ここまでハードルを下げると、本当にイライラすることも少なく、癇癪が収まったあとのケアも平常心でできるので、結果、ネガティブな感情で家の中が嫌な空気になる時間が少なくなっています。
ハードルを下げた結果、どうなったか
私もはじめは「そうはいっても、物は投げたら危ないし、いけないことだと伝えないと」と思って必死になっていました。
でも、そういう気持ちで接すれば接するほど、怒りの感情をおさえる術の無い子供はどんどんパニックていってしまい、落ち着いたころにはネガティブな感情しか残らない経験を何度もしてきました。
これはどうしようもない。この子は定型発達の子と同じ接し方ではなにも変わらない。
そう思うようになってから、ハードルを徐々に徐々に下げていきました。
その結果、あまり良い言い方ではないけれど、期待をしないぶん、ちょっとでも期待値をとびでると、「すごいじゃん!」という気持ちが心から湧いてきて、それをきちんと子供に伝えることで、はじめはどうやったって癇癪が収まらなかった子が、いつのまにか15分くらいで落ち着けるようになり、今では自分が癇癪を起していることを客観的にみて、かつ、調子が良ければ自分だけの力で立ち直ることもできるようになりました。
以前のように、自分までイライラして子供にあたっていたら、きっとこうはなっていないと思います。まずはその子ができるところまでハードルを下げ、その後は子供の小さな成長を誉める。これが重要で、それを積み重ねていけば、結果、ハードルは元の位置に戻せるのではないかなと今は思っています。
そうはいっても、ハードルをいきなり下げるのはなかなか難しいです。
まずは1週間だけなどと期間を決めて、ハードルを下げ、子供に褒めるチャンスをたくさん与える機会を作ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、急に初めて1週間で何かが変わるわけではないと思うのですが、ちょっとでも良い手ごたえを感じたら、普段の生活でご自身の気持ちが良いときだけでもハードル下げをしてみたら、きっと子供もそれを感じ取り、良い方向へ進んでいくのではないかと思います。


