不登校のゲームやYouTubeとの付き合い方について

不登校とゲーム、YouTubeとの付き合い方について Blog

最近、記事を書く時間がほとんどありません。😞

なので、今後はブログ系の記事が多くなるかもしれませんが、その中にも発達障害児との生活でヒントになるエッセンスや、うちでの出来事がどなたかの参考になれば嬉しいと思います。

というわけで、今日は子供のゲームやYouTubeとの関わり方について、私なりの考えを書きたいと思います。

「私なり」という言葉を使ったのは、通常議論にされているこの手の問題とは初期設定が異なるからです。

うちの場合。初期設定として

  • 不登校なので起きている間はずっとゲームやYouTubeを見ることが可能
  • 気持ちの切り替えが特に苦手な発達障害児
  • 親の趣味やら仕事の都合で、デジタル機器やゲーム機器がそこそも多い

かるくあげてもこの辺の3つが”普通”とはちょっと違うかもしれません。

子供専用のデジタル機器がある問題

我が家は私の仕事の関係もあり、スマホが数台、タブレットも数台、パソコンも数台あるという家庭です。

つまり、使っていない機器が部屋に転がっている環境なので、

親が使っていないときだけスマホを渡す

といった事が出来ず、小さいころから子供専用状態のタブレットがありました。

それでも不登校になる前までの生活は日中には家におらず、見放題といってもせいぜいが平日の夕方のみだったので、好きなだけ使わせる方針でした。

それが不登校となって家にずっといる状態になり…。

不登校なので時間制限が無い問題

私はゲームも動画も、それぞれの良さがあると思っているので一般家庭よりは寛容な方だと思うのですが、この部分に関しては一番頭を悩ます部分でもありました。

なにしろ、朝起きてから夜寝るまで、すべての時間がフリータイム状態なので、やり放題もいいところ。

おまけに好きな事はとことんやれる特性と、いろいろな事に興味があり、その興味を満たされることで幸せを感じるタイプの我が子には、特にYouTubeという沼には3歳~4歳あたりからどっぷりはまっていました。

自分で見たい動画の選択ができるようになると、さらに沼化が進みます。

ただ、そのせいで、子供は多岐にわたる情報や知識を得ることも出来ているのは事実で、大人からはよく

「その年齢でいろいろなことを知っているんですね。どうしてですか。」

と聞かれることが多くあります。

正直にYouTubeから得ているんですと答えると、皆さんYouTubeのすごさに驚かれますが、そういった良い点もあるので「だめ」と言い切れないことも問題としてあるかもしれません。

気持ちを切り替えられない発達特性問題

発達障害と言われて育っている子を見ていると、「気持ちを切り替える」という事が苦手な子供は多い気がしますし、実際にそこがネックとなって「障害」という診断がつく事も少なくないのかな?と感じます。

結局、それはゲームやYouTubeにも言えることで、特に好きでやっていることですからまったくもって気持ちの切り替えが出来ないのが現状段だと思います。

ではどうするか。

そこは発達支援の原点に戻り、

それよりも楽しいことを次の行動にもってきて、今の行動をやめさせる

という方法を取るのが有効なのだと思います。

でもね…。ゲームやYouTubeよりも楽しいことってあるの!?

そう考えちゃいますよね。

結局、どうやってゲームやYouTubeをやめさせるの?

我が家も絶賛、この対応には悩み中です。(解決してない…。)

不登校になってから心に栄養をきちんと蓄えられる間は、それこそ本当に1日中タブレットやTVに向かって生活する毎日でした。

これは頭に過度な刺激を与えるとか、目が悪くなるとか、そういう問題に加え、当然、筋力も衰え、成長盛りの小学生低学年児の健康を考えると、本当にどうしたらいいかと悩みましたが、心がきちんと立ち直るまでは何かを強制するのはやめ、好きにやらすことにしていました。

時間を忘れるほど没頭できる何かがあるということは、不登校になってしまった理由だったり、生活上の苦しさを忘れさせる力を持っているという面もあると、同じような経験をしているママも言っていました。それも一理ありますよね。

そして1年くらいたってきて、季節も良くなってきたタイミングで、普段見ているYouTubeで特におもしろがっている虫の動画の内容をきっかけに、虫取り網をもって近所に出かけてみたり、tiktokの動画でやっているライフハックを実際に試してみたりと、興味のあることをきっかけにTVやタブレットから目を離すように促していきました。

それと同時に、ちょっと外に出たときに見つけた草や石など、大人からしたらゴミみたいなものでも、本人が興味が出たら「それはなんて名前なんだろう」といったところから本だったり、Googleで検索して調べてみたり。

そんなことをして、我が家の場合は

とにかく家から離れることで、ゲームやYouTubeから距離を置くことにチャレンジしています。(今のところ成功中。)

※あと、重要なのが外に出たときにめちゃくちゃ褒めること!(笑)「よくその石に気づいたね~。小さくてママは見えなかったよ。」とか、「歩くのが上手だね」とか、理由は何でもOK!そうすると、自然と外に行きたい気持ちが増えていくような気がします。

ただ、私も日中は仕事を少ししているのでわかるのですが、親が子供と同じように自由な時間がないと出来ない事でもあります。(お留守番をしている状態だと、連れ出すことも難しいと思うので…。)

そういった場合の対応は私もわかりませんが、とにかく子供が楽しんでいることから派生できる何か違うものにすり替えを行うことがいいのではないかな?と思います。

それが何か、を見つけるのは恐らくいつも近くにいる親にしかできない事の様な気もします。

あまり参考になったかわかりませんが、一つ言えることは、

ゲームやYouTubeから距離を置く ことは簡単にできるはずのないことと捉えたうえで、大人もそれなりの労力をもって矛先を変える必要があるのかな~と。💦

でも、抜け出すサイクルさえつけてしまえば、その労力はそのうちフッと軽くなる日が来るのではないかと私は思っています。

あとはイチミリも解決にはならないけれど、外にゲーム機器やタブレットを持ち出し、せめて青空の下で見るとか?それだと側にいる親の気持ちも家にいるよりは和らぎますね。

それに、外に出ると意外と子供も他の事が気になって、気づけば走り回っている事もありますよ。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
✨こどもパートナー/こどもサポータ―
✨シブリングサポーター※きょうだい児サポート

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