不登校から支援級に移ろうと思ったわけ

通常級から支援級へ 小学校生活

皆さんのお子さんが通われている小学校には、支援学級がありますか?
私の子どもたちが在籍していた学校にはありませんでした。

特別支援を身近に感じられなかったので、特別支援教室(通級)の存在を知った時も
「特別支援」と聞くと、なんだかすごくオオゴトな感じがしました。

だから「支援学級」なんて聞くと、もっともっとオオゴトな気がして
「うちの子は入らないでいいかな」といった感覚だったのを覚えています。

そんな私がなぜ、支援学級を検討したかと言うと
子どものなかに「また学校に行けたらいいな」とか「学校に行かないと将来は詰んでいる」
という気持ちが強くあったからです。

親としても、国が不登校対策を出してきてはいるものの、来年度にその対策が反映される希望も薄く、
まだまだ在籍している通常級では何もしてもらえないことが目に見えてわかっていました。(本当に何もしてもらっていません。💦)

ならば特別支援学級は人数も少なく、子ども自身がうける刺激も少ないから
感覚過敏、注意欠損のある子には通常級よりは行ける可能性があるのかもしれない。
先生の目が行き届きやすい分、手厚い学習支援が受けられるかもしれない。

そう思ったからです。

でも。

私の心の奥底の本音を言えば、通常級だろうが支援級だろうが公教育には変わりなく、
支援級だからこその問題もあると感じていて、始めは転籍に関しては乗り気ではありませんでした。

ただ、転籍する学校についていろいろ調べているうちに
学校に通っている保護者の方に会うことができ、いろいろな情報を教えていただいた上で、
「この学校の支援級なら大丈夫かもしれない」そう思って転籍する決意をかためました。

お子様を支援級に転籍させようと考えている方の心には葛藤がいろいろとあると思います。
校内に支援級が無い場合はお友達と離れるデメリット、通学時間がかかるデメリット等も生じますのでなおさら慎重にならざるをえませんよね。

私の経験を通して一番重要だと思ったことは
子どもの気持ちと同様に、親の気持ちも大切にした方がいいということ。

担任や学校の先生から「支援級ではなく通常級で頑張りなさい」と言われてしまったり、就学相談で「通常級が望ましいと判断されました」などとピシャリとお断りされる可能性もあります。
そんな時に強い思いが無いと、自分ではなく相手の判断で物事がすすんでしまいがちなので、どうかじっくりと納得するまで考え、挑んでみてください。
(もちろん、納得した上でそのまま通常級に在籍するということなら何の問題もありません。)

子どもがいくら望んでも、親側にモヤモヤがあると手続きを進めているうちに辛くなったり、就学先がどちらかに決まってもしんどくなる場面がいくつか出てくると思います。

なので、支援級へ移りたいと考えている方で、
「でもなんだか納得できなくて…」
と感じている方がいらしゃったら、在籍校と話し合いをしてみたり、納得できるまで情報を入手したり。手続きを主に進めていく人の気持ちも大切に進めると良いと思いました。

私は子どもと家族の笑顔が増える就学が、一番よいと思います。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

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