このカテゴリーでは、小学校に入学してから通級に通うようになるまでの経緯をご紹介します。
あくまで「我が家の場合」ですので、人によっては全く参考にならないかもしれませんが、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。
「通級に通うまでの道のり」の一覧はこちらからどうぞ。
通級指導教室とは?
通級による指導は小・中学校の通常学級に在籍する障害のある児童の特性に合わせた個別の指導です。
りたりこ発達ナビ
小学校に入学、そして登校スタート
うちの子供は、小学校入学前は園での集団生活で困ったことがありつつも、なんとか療育や特別な支援は受けずにやってこれました。
入学式が終わってからの数日間は学童保育に1日登校が出来ていたので、通学に関しては案外いけるかな?という気持ちもありましたが、本人の苦手なこと、発達特性をわかっていたので、小学校1年生になることには大きな不安がありました。
なるべくストレスのかからない生活、モチベーションを上げさせる声掛けなどをして万全の体制で1年生の生活をスタートさせましたが、案の定、はじめの1週間で「行きたくない」「嫌だ」「つまらない」と登校しない日が続きました。
私の中では、1週間も経たないうちに登校できない日が出てきたことは予想外でした。(なんとなく、1ヵ月くらいはスムーズに行けるんじゃないかな?と思っていたので…。)なので、正直、「こんなに早くいけなくなってしまったら、この先どうなるんだろう」という気持ちになり、かなりネガティブになりました。
急に学校に行かなくなってしまっても、仕事は休めない、他の家族も予定の変更もできないで、結局は私に肉体&精神的に負担が増えるばかり…。
毎日の登校が出来なくなってから
そこで、どうしようもなくなってたどり着いたのが、役所の教育相談でした。
今までも役所でやっている発達相談や子ども家庭支援センターなど、役所で相談できる窓口として紹介されている場所にはいくつか行ったことはありましたが、つらい気持ちで頼りに行ったのに、どこでも「もう少し様子を見ましょう」と言われ、さんざん心砕かれてきたので、正直、まったく期待していませんでした。
でも、誰にも相談できなかったし、どうしようもない気持ちが少しでも解決できればと教育相談に連絡しました。
ざっと経緯を説明し、登校できない日が出てきたことを伝えると、
「ちょうど良いタイミングでお電話いただけたと思うので、相談に来てください。」
と言われ、疲れた心に少しの光がさした気がして、涙が出たことを覚えています。
また、その時に、相談日が数週間先だったので、
「もしできれば、その時までに担任の先生に学校での様子を聞いてみてください。」
ともいわれました。
この一言で、我が家の場合は今までの生活が激変することになります。(「激変」はちょっと大げさかな…)
次につづく。