通級に通うまでの道のり その②

通級までの道のり 小学校生活
通級までの道のり

このカテゴリーでは、小学校に入学してから通級に通うようになるまでの経緯をご紹介します。

あくまで「我が家の場合」ですので、人によっては全く参考にならないかもしれませんが、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

「通級に通うまでの道のり」の一覧はこちらからどうぞ。

担任の先生へ様子を聞く

教育相談に初めて連絡した際に「学校での様子を担任の先生に聞いてみてくださいね」と言われたので、連絡帳を使って「学校での様子はどうですか?気になるところがあれば教えてください。」と書きました。

そもそも、我が家は就学に際して非常に不安があったので、前もって不安である旨を伝える相談シートと、新1年生として授業が始まる前に個別面談をお願いしていたのですが、もろもろの事情で流れてしまっていました。

なので私としては、学校は親が子供に対して抱えている不安を理解してもらってるだろうと思っていて、何かあれば先生のほうから連絡が来る、そんなふうに思っていました。(だから、何も言われてこなかったので、さほど問題はないのだろうと考えていた。)

連絡帳に先生へのメッセージを書いた次の日。担任の先生から面談しませんか?とお知らせいただき、数日後に面談をすることになりした。

初めての個人面談

私としては、どんな様子かを教育相談に聞かれたので、それを聞きに行く感じで気軽に迎えた面談日。

今でもかなり印象に残っている言葉を、先生から開口一番に言われました。

「今まで療育は受けてこなかったんですか?」

療育とは?

療育とは障害のある子どもの発達を促し、自立して生活できるように援助することをいいます。

りたりこ発達ナビ

もともと子供の発達特性にはある程度の理解があったし、小学生になっても授業にも集中できなかったり、歩き回ったり、きっといつか学校に行けなくなったりもするんだろうな~という漠然とした考えはあったのですが、まさか新学期始まって早々に、先生からそんな言葉を聞くとは思いもよらず、衝撃を受けました。

「そこまで小学校の生活に順応できていないんだ…」

と、本当に現実を強く受け止めることができた瞬間でした。

面談では学校での生活をざっと聞き、親としてどう考えているかの受け答えをして、15分くらいで話は終わったと思います。

その中で私が今までいろんなところに行って相談するたびに「様子を見ましょう」と言われてきたことを告げると、先生から

「お母さん、様子を見ている場合ではないですよ。こういうタイプの子は、この先集団生活は非常に苦労すると思います。」

という言葉をいただき、学校で特別支援計画を作りましょうという話でまとまりました。

「先生、うちの子は今まで養育などは受けていないけれど、私はそういうのがとても必要だと思っているんです。なので、できるだけの支援をしてほしいです。」

そう伝え、支援計画書の作成をお願いして面談を終わろうとしたとき、先生がぼそっと

「私としては特別支援教室を勧めたい思っているんですよね。」

と言ったのを聞き、

「先生、ぜひその話も進めてください!」

とお願いしたのが、通級への第一歩となりました。

初面談で思ったこと

どのタイミングで通級を考えるかは、先生、学校、地域、家庭の考え方によってさまざまだと思います。

私の場合は、小学校に入ったらいつかお世話になるだろうと思っていたので通級には非常に肯定的だったのと、担任の先生が発達障害児への理解がかなりあった方だったので、1年生の早い段階で初めの一歩が踏み出せたと思います。

知識のない私は、面談で通級に申し込んだので、「すぐ特別支援教室に通える」と思っていたのですが、手続きなどで結構時間がかかることをその後に知りました。

もし、お子さんが学校できちんと出来ているか、不安なく集団生活が出来ているか、ストレスになることが多すぎないかなど心配されているのでしたら、まずは思い悩まず、担任の先生に話を聞いてみてほしいと思います。

うちのように、担任の先生はとっくに支援が必要と思っているけど、あえて親には声をかけないというパターンもあると思うので、まずは親からアクションを起こしてほしいです。

担任の先生に相談してもいまいち納得がいかない場合は、教育相談室のような別の相談機関にも相談してほしいです。とにかく、どこかに理解者をまずは作ってほしい。(もちろん、お子さん自身が何も困らずに楽しく登校出来ているなら様子を見ていればいいとも思うのですが、集団生活が苦手な特性を持つ発達障害の子には、学校生活は苦痛がとても多いと思いますので、早くそれを解決してあげるのがいいですよね。)

そして理解してもらえる人が出来たら、どうして行くのが良いかと一緒になって考えていくのがベストな気がしています。

幼稚園や保育園の時よりも、小学校に入ると相談窓口が増え、不登校のような目に見えるかたちで障害が出てくると、真剣に向き合ってもらえたり、支援を求めるには環境が良くなっていると私自身は感じました。

なので、同じように「どうせまた様子を見ましょうとか言われるんでしょ」と思っていても、相談先を探して、理解者探しにトライしてみてほしいです。

次につづく。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
✨こどもパートナー/こどもサポータ―
✨シブリングサポーター※きょうだい児サポート

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