通級に通うまでの道のり その③

通級までの道のり 小学校生活
通級までの道のり

このカテゴリーでは、小学校に入学してから通級に通うようになるまでの経緯をご紹介します。

あくまで「我が家の場合」ですので、人によっては全く参考にならないかもしれませんが、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

「通級に通うまでの道のり」の一覧はこちらからどうぞ。

特別支援教室への申し込み

そうそうに特別支援教室への入室を決めた我が家ですが、どんな手続きがあるのかなどまったく知りませんでした。

基本的に、入室の希望を学校の担任や支援コーディネーターさんなどに伝えると申し込みをする感じにはなると思いますが、実際に入室するまでにはある程度の日数(3~4ヵ月)や、面談、体験などこなすことが割とあります。(ちなみに、正式な申し込みは都道府県の就学相談室などに書面と必要書類を親が提出してからになると思います。少なくともうちの場合は学校とのやり取りだけでは申し込みは完了しませんでした。)

申し込みに必要なものは各都道府県によって違うと思うのですが、うちの場合は下記の書類が必要でした。

  • 入室申込書
  • 今までの相談経緯などを簡単に記録するシート
  • 医師の診断書
  • 知能検査の結果

加えて、先に特別支援教室での面談と体験を先に済ませておくのが条件になっていました。(※この辺は状況や地域により変わることもあると思います。)

実際に支援教室での面談や体験は学校の先生を通して行い、最終的な申し込みは役所に行く。そんなイメージです。(なぜ窓口を一つにしてくれないんだろう。汗)

で、必要書類のうち、「医師の診断書」と「知能検査の結果」は自分で作ることが出来ないので、作成をお願いしなくてはいけません。

うちはとにかく早く支援教室に入室して本人の負担を減らしたかったので、できる限り何でも早めに対処するようにしていたのですが、難関だったが「病院」と「知能検査」でした。

病院探しと初診予約

まず、病院。もともと、新学期が始まってすぐに不登校気味になっていたので病院は探していました。

近隣で小児の発達障害を受け入れている病院をまず探すのが一苦労。(これも地域によりますかね…。)なんとか通えそうなところを見つけて連絡をするも

新患の予約は2ヵ月以上待ち、来月1日に再来月の予約を開始しますので、その頃ご連絡ください。

と、何とも悲しい事を伝えられる感じ。(でも、半年待ちも普通にあるようなので、3ヵ月程度だったのは早いほうかもしれません。)

支援教室入室のために病院に予約を取った訳ではなかったのですが、初めて病院に連絡をしてから運よく2ヵ月後に初診の予約が取れたので、結果、支援教室の手続きも早く進められてとてもラッキーだったと思います。

もし、就学前のお子さんが居て、なんとなく発達が不安、グレーゾーンっぽいかも、などと思っている方が居たら、

  1. 通えそうな病院を探しておく
  2. 出来れば新患の予約はいつくらいになるか調べておく
    (なんならもう診察の申し込みをしてもいいかも?)
  3. 今までの子育ての中で、どんな事が大変だったか、子供の苦手やできない事はなにかなどもメモしておくと、いろいろな相談先で聞かれるので良いと思います。
    (私は何歳の時にどんなことがあったかなどを箇条書きで書いていたので、相談先にそれを渡して子供のことを理解してもらいましたが、伝えもれもないし、楽なので非常におすすめです!)

この辺を調べておくと、就学後に発達の遅れなどが見つかってどこかに相談に行く際や通級の話が出たときにスムーズにいくと思います。

知能検査(WISC™-IV知能検査)

実は我が家が一番苦戦したのが「知能検査(WISC™-IV知能検査)」でした。

WISCって、どういうもの?

WISC-Ⅳは、世界で広く利用されている代表的な児童用知能検査で、5歳0ヶ月~16歳11ヶ月の子どもを対象としています。

15の検査で構成されていて、検査を実施することで、4つの指標得点(言語理解 知覚総合 作動記憶 処理速度)とIQが出されます。

この結果から、子どもの知的発達を多方面から把握することができます。

家庭教師のあすなろ

もともと、教育相談室で、「これだけの発達特性のある子なので、知能検査を受けますか?」と言われ、1度受ける機会があったのですが、途中で耐えられなくなり検査中断になってしまっていました。

その時の癇癪がとてもひどいものだったので、私の中では「二度と受けるもんか!」と思っていたのですが、担任の先生から「入室には必要だから無いと申し込めない」と聞き、絶望的になりました。

本人に、「もう一度あの検査が必要なんだって」と伝えると、またすごい癇癪…。

ここから我が家の知能検査対策が始まることになります。(苦笑)

ちなみに、知能検査ですが、就学相談や役所で申し込んで受ける場合は費用が掛からなかったり、少額ですむそうですが、病院や他の施設だと数千円~一万円ちょっとかかるとも聞いています。なので、できればそういうところで受けたほうが良いと思います。

次につづく。

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
✨こどもパートナー/こどもサポータ―
✨シブリングサポーター※きょうだい児サポート

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