支援級への転籍、まずやることは?

通常級から支援級へ 小学校生活

※このブログで書いている「支援級」は、「自閉症・情緒障害特別支援学級」のことです。

特別支援学級への転籍を検討したさいに行ったことのまとめです。

担任に相談する(不登校の場合は?)

通常級から支援級への転籍を考えだしたら、まず担任と相談という流れが一般的だと思います。
※未就学の場合は就学相談室で相談するのがファーストステップです。
通常、5月頃に就学相談説明会が開催されるので、まずそこに参加するのが良いと思います。

私の場合、一人は一年以上、担任と連絡すら取りあっていないので
「担任に言うのかぁ」みたいな気持ちがあったのと、
もう一人が特別支援コーディネーターの先生と少し繋がっていたこと
一気に二人ともが転籍を希望していた関係で、
初めから特別支援コーディネーターさんに支援級に移りたいことを話しました。

不登校ではなく、登校できている子の場合は担任の先生などから「支援級へうつるのはどうか?」といった転籍の話が出ることもあるようですが、不登校児に関しては私の住んでいる自治体では
先生の方から「支援級はどうですか?」という話はいまのところ聞いたことがありません。

なので、こちらから動いて面談の都合をつけてもらう必要がありました。

コーディネーターと面談

面談は、特別支援コーディネーターの先生と2人で行いました。
在籍している学校の特別支援コーディネーターさんは、暖かく子ども想いで支援へのスキルもある方が多かったので面談はスムーズに進みましたが、ここで親の意向と先生の思いが違うと話がなかなか次に進まない事もあるかもしれません。

私が面談に挑むときにポイントとしたことはこんな感じです。

  • 数年間不登校をしてきたが、通常級との接点を持てなかったこと
  • 子どもが学校に行きたいと思っても支援員がつけられず機会を逃し続けてきたこと
  • このまま通常級に居ても、状況は変わらないと思ったこと
  • 他に子どもの学び場がどこにもないこと

などです。
子どもを軸にした話し合い(子どもの今の状況で足りていないことや、そのことで生じそうな子どもの将来の不利益など)ができれば、先生にも理解していただけるのではないかと思います。

私の場合は、「支援級ではなく、特別支援教室で引き続き支援を受けるのはどうか?」
「通常級に在籍して、オンラインで授業を受けてみてはどうか?」という提案も出ましたが、
意味がない活動ではないものの、我が子にとっての支援としては足りていないという事を強くお伝えしました。

面談後、管理職や委員会で話される

特別支援コーディネーターさんとスムーズにお話しできて、良い感じに面談が終わったとしても
学校内で行われる委員会で転籍の許可が出ないと基本的には転籍はできません。
(一度許可されなくても、面談を続けることで許可される場合はあります。)

校内委員会では、その子にとって最適な学びの場がどこなのかが話し合われます。

我が家は子ども二人分ということもあり数回分の委員会で話し合われたので、5月の就学相談説明会の後に申し込みましたが、転籍の許可が出たのは夏が終った頃でした。
ただたた待つというのも心が落ち着かない状態ですが、ここで転籍になった場合に必要なことを調べたり、もしダメだった場合にどうするかなどの準備をすると良いと思います。

私の場合は、発達検査の予約がなかなか取れない地域に住んでいたので、発達検査の予約ができる病院を探したり、主治医に診断書をいただくのにどれくらいの期間がかかるかなど確認していました。
その他だと、実際に就学相談を申し込む際に面談票が数種類あるので、それの下書きをしたり。
※面談票は自治体のホームページなどにあると思いますので、どんな項目を書くのかなど見ておくとよいです。

あとはダメだった場合に応援してくれる支援者の方を探し、「意見書など書いてもらえるか」と聞いていました。学校側が求めてこなくても、専門家の意見が学校側の判定を動かすことはあるようです。

なお、原則として就学相談で行われる教育委員会内の委員会までに資料が揃わないと転籍はできなくなりますので、書類の締め切りには注意してください。

在籍校から支援級へ移動する許可がでる

在籍校で子どもの最適な学び場が支援級と言う判断が出ると、いよいよ就学相談室に転籍の申し込みです。

(つづく)

この記事を書いた人

発達にでこぼこがある子供たち(ADHD・ASD・不安症)と暮らしています。

人とちょっと違う特性があるがために日常生活に困難さがある。
そんな多様性のある子どもたちをありのままに受け入れられる場を知りたい、作りたい。そんな思いを抱きつつ、今は自分の子育てに手いっぱいだけど、いつか困っている子供の役に立ちたい!と思い日々葛藤しています♪

子どもの権利、特別支援教育にも注目中。

✨発達サポーター
✨児童発達支援士/発達障害コミュニケーションサポーター
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